【続】不良star(完結)
「なんでお前、夏月と仲良くやって
られんだよ?
マジ意味分かんねー・・・・。」
夏月って・・・蓮菜の事だよな?
なんで、こいつにとやかく言われなきゃ
なんねーんだよ・・・。
「おいっ!!!
竜、こんな奴の言う事気にすんなよ!!
さっさと帰っぞ・・・!!」
陽が、無理やり俺の手をひっぱり
敦川から遠ざけた。
「おいっ!!!!
待てよっ!!!!星崎竜!!!!!」
「・・・・・・何だよ。」
敦川の声に振り返った俺を、陽が
「行くぞっ」とせかす・・・・。
「普通なら、見逃してやるけど
俺はいちお被害者って状態なんでね?
星崎竜だけでも、ちょっと残れや。」
・・・・・。
「おいっ!!竜!?」
俺は、陽の手を振りほどき敦川に向かって
歩きだした。
別に、敦川が気になってたわけじゃねー
けど・・・
『なんでお前、夏月と仲良くやって
られんだよ?
マジ意味分かんねー・・・・。』
この言葉が頭から抜けなかった・・・。