【続】不良star(完結)




「何だよ。」




俺は、敦川の前まで行くと

上から見下ろす形で見た。




「お前が残んなら、俺もいる!!」



陽がとっさに追いかけるように

俺の後をついてきた。



「てめぇーは帰れ。

 邪魔だ。」


敦川が少し笑いを含みながら陽に

言う・・・。


「てめぇーに命令される筋合は・・・っ!?

 竜・・・・・?」


俺はとっさに陽の腕を掴んだ。

今、あの時こいつが蓮菜を狙った

理由を聞かなければ

また蓮菜が狙われる気がした・・・。



「悪りぃ・・・・

 帰っててくれ・・・・。」



「おいっ!!!

 正気かよ?・・・竜・・・・」



「悪りぃ・・・」



「ちっ・・・・」



陽は、静かに舌打ちすると

何も言わずにバイクにまたがり倉庫の方へと

帰っていった。


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