【続】不良star(完結)




思わず俺は勢いよく

椅子から立ち上がった。



「ふざけんなっ!!!!!

 お前は俺がどんだけ頑張ったって

 手に入れられねー物をっ!!」



「・・・・分かってる。

 お前が蓮菜を好きなことは・・・

 俺だって傍にいてやりてーよ・・

 でも・・・・・

 蓮菜を一人にしたくない反面・・・

 蓮菜を一人にしちまったのは・・・

 俺の・・・・

 親父だって・・・・

 ・・・・・・俺だって、

 気付いちまったから・・・・っ」




何言ってんだよ・・・!!!



「何言ってんだっ!?

 さっき、敦川秀になんか

 言われたんだろ!?

 んなの、気にすんじゃねーよ!!

 お前は、蓮菜だけを信じろよ!!!」



「蓮菜も・・・・・

 知らねー事みたいだから・・・・

 ・・・・・

 あいつから、

 何もかも奪ったのは俺だから・・・」



「何言っ・・・・」



どなりそうになって、竜の顔を

まじかで見た俺は息をのんだ。



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