【続】不良star(完結)
NO.4 大好き
・一番星
あれから、3日。
ほとんど何も口にせず、
出来るだけ陽にも会わないように
努めた。
陽に会うと、心配をかけちゃうから・・・
「おはよう・・・・。」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
当然、今まで友達なんていなかった私に
突然それが出来る訳もなく、
学校ではずっと一人で過ごしていた。
「邪魔ぁ~
どきなさいよっ!!
竜さんに捨てられたこのクソ女!!!!」
・・・・・それどころか、
髪の毛を掴まれて、
こうして
苛められたりする事もある。。。
でも、誰ひとりとして
私を助けようなんてしない。
皆、私が嫌いだから・・・・・
必要無いから・・・・
「竜・・・・・」
思わず口にしてしまった言葉に
髪の毛を掴んでいた女の力が
強まる。。。