【続】不良star(完結)




「星崎竜に聞いた。」



「えっ!!!???」



なんで、竜はこんな奴に??



「あ、別に話したくて話したわけじゃ

 ねーと思うよ。

 仕方ないって感じだったし・・・。」



・・・・。



「なんで・・・そんな事・・・」



「え・・・?」



「私に教えてくれるの?」




私や竜に教えたって秀に利益なんて

無いはず・・・。



「なんでだろーな・・。

 復讐・・・ってトコだろな・・・」



「は?

 ・・・・なら、もっとひどい教え方だって

 出来たんじゃ・・・」



「復讐・・・の、意味をちゃんと

 考え直したんだ・・・・・。

 なにが、一番俺らが前に進むのに

 いいのかって・・・。」


「秀・・・。」



「傷つけたって、俺は前に

 進めなかった。

 この14年俺は、何をしてたのかって・・・。

 いまさら、正しい答えなんて

 分からねぇーケド今俺に出来る事は

 お前に真実を話すことくらいだから・・・。

 恨みや憎しみは消えないけど、

 きっと前には進める気がするから・・・。」


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