【続】不良star(完結)
「捨てるわけねーだろ?」
私の心配をよそに、竜は首から下げていた
チェーンについている指輪を見せた。
「それ・・・・・」
「俺、お前と別れた日
自分は蓮菜を守れねーんだって・・
そうきめつけて・・・。
自分は指輪をつける資格がないって
思った・・・。」
「うん・・・・・。」
「でも、お前が初めてくれたものだから・・
肌身離さず持ってたかった・・・。」
「竜・・・・。」
「その後も喧嘩ばっかで・・・・
俺、蓮菜を守っていける自信
無くなっちまって、
でも・・・・必要だった。」
うん。。。
分かるよ、その気持ち・・・・
「・・・・。」
「ごめんな。
俺の親父は、お前から全部の
光を奪っちまった・・・・。
お前が許しても、それだけは
変わんねー事だから・・・・。」
竜・・・・・