【続】不良star(完結)
「駄目だ。
ここには、来い。」
竜は相変わらず低い声で、
私に命令する・・・・。
「やぁ・・・・だよぅ・・・
な、んで・・・・・
なんで・・・・・?
・・・・っひっく・・・」
さっきから何度も私は『何で』、と
繰り返していた・・・。
きっと、まだ竜が大好きだから。
まだ、信じているから・・・・。
今、『嘘だ』って言ってもらえば
まだ、『なんだぁ~』って笑う事が
出来るから・・・・。
でも、竜が言ったことは余りにも今の
私には残酷で・・・・・
「虐待なんて受けてる女が、
今まで倉庫に出入りしてたって
知れ渡ったら、『ヤミ』の
恥だろ・・・。
今までどうりなら、なんも
詮索されねぇーから楽だ。」