【続】不良star(完結)





・・・・・。




・・・・・。




・・・・・。




もう、どうでもいいよ・・・。





「分かったよ・・・・。

 でも、付き合う前見たくは・・・

 戻れない。」






「あぁ、分かってる。

 指輪も外しとけよ・・・?

 ・・・・これ、返すか?」






右手の光る物を、竜は私に

差し出す。



「いいよ・・・・。

 それは、竜にあげたものだから・・

 ・・・・・私の

 気持ちだったから・・・・。

 もう、他の人には一生

 竜に対する思いと、全く同じ物なんて

 抱かない。

 だから・・・・

 だから、この指輪も・・・・

 貰っていい?」



(・・・これは、私の一生の宝物

 だから・・・・)





必死に最後の言葉を飲み込み、

左手を右手で握りしめる。


< 82 / 137 >

この作品をシェア

pagetop