【続】不良star(完結)
次の日、いつもよりも20分
ほど早くリビングに向かった。
寝てないのだから、ベットにいたって
仕方がない・・・・。
「あら、蓮菜ちゃん。
今日は早かったわね?
・・・もうすぐお母さんが
帰ってきますものね~
早いものよね、一年って~」
私を見ながら祖母はぺらぺらと
話し出す。
「・・・・。」
「あと、三ヶ月も無いものね~
寂しくなるは、全く。」
そう言いながらも、きちんと
私の目の前に朝食を置く祖母。
半熟の目玉焼きが、
トーストの上に乗っている私の
大好物に、
栄養のバランスを考えたサラダ。
そして、
決まって私が毎日食べるヨーグルト。
いつもと全く同じ朝食が
全く違うものに見える。
「・・・・・うっ・・・・」