【続】不良star(完結)
・竜の気持ち ‐竜side‐
―竜side―
「っくそ・・・・。」
蓮菜が陽に抱きかかえられるようにして
倉庫から出ていく姿を見ていたら、
自分から別れを言いだしたにもかからず
頭に血が昇る・・・・。
「んで、別れなきゃなんねーんだよ・・。」
一週間前、蓮菜を家に送ってから起きた
出来事を頭におもい浮かべながら、
いたたまれなくなり、ゴミ箱をける。
ゴミ箱は、さっきまで蓮菜が立っていた
場所まで飛んで行った・・・・。
蓮菜・・・・
ごめんな・・・・
重いとか・・・・
言っちまったよな?俺・・・
本当は、蓮菜にいやな思いをさせない為、
『飽きた』って事にして、
通そうと思ってた・・・
でも・・・
『なんで?』と、なんども聞く蓮菜に
つい本当の事を言いそうに・・
っくそ・・・・!!!!