ミルクティー


ガラッ


あたしが先輩と話して
いる所に誰かが入ってきた。


「…夷月?」


「あれ、理菜? なんで」


……この人。


一瞬目があったけど
理菜さんはすぐに目を
そらした。


「ねえ、夷月。
 まだ帰らない?」


「あぁ、とりあえず
 先生帰ってくるまではな」


「じゃあちょっとこの子
 と話すからちょっと
 席外してくれる?」


え…?


一瞬あたしは戸惑った。
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