ミルクティー
そして時は立って・・・


3年生が卒業するまで
あと1か月となった。


「でさ~、昴先輩に・・・」


あれから紬は先輩と
着々と距離を縮めつつあった。



「卒業式の前日!!
 告白しようと思って」


「え、本当に!?
 がんばりなよ!!」


「うん!でも緊張~。
 そういえば琴絵はどうすんの?」


え!?


いきなり話を振られて、
あたしは飲んでいたミルクティー
を吹き出しそうになった。
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