ミルクティー
ガラッ。


「あら?」


ドアから入って来たのは
綺麗な若い女の人だった。


「学校の・・・お友達の方?」


「あ、その・・・はい。」


______________


「そう…後輩の。」


「はい。」


話をしているのは夷月の
お母さんだってことは
あとから知ることになる。


「この子…もう1週間も
 意識が戻ってないの。」


「・・・。」


先輩はたぶん知らないんだ・・・。


自分が病院にいることも、


理奈さんが死んだってことも、、、
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