ミルクティー

「…ですか?」


中には先生と看護婦さん
そして、先輩のお母さん
の姿があった。


「あ…、」


あたしは何も言わず
ただその場に立っていた。


連絡をくれたのは
先輩のお母さんで、


先輩の意識が戻ったら
すぐ連絡をくれるように
頼んでいたからだった。


「…吉岡さん? わかりますか?」
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