ミルクティー


先輩を何を
忘れてるのかも
わからないんだ…。


理菜さんがこれを
知ったらどう思う
だろう?


先輩が思い出さない
かぎり理菜さんは先輩
の中でも【死んだ】んだ


先輩と理菜さんの
思い出は…


先輩しかもう
知らないんだ…。



「なんかこんな話
 してごめんな!!」


そう言うと先輩は
ミルクティーを一口
飲んだ。

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