不良お兄様とわたし+。短編集+。
――――――
「…ん」
夕日で辺りが眩しい
どうやら教室で寝ていたらしい
「お、起きたんかい」
顔をあげると轍がいた
轍の顔を見ていると、ふと夢の内容を思い出した
「――――――嘘つき野郎め」
「は!?何で!?」
あんな約束したくせにあれからすぐ外国行くとか無しだろ
でも
今はちゃんといるし
「…まぁ許してやる」
「?」
不思議そうな顔する轍を無性に殴りたくなったので殴った
「っ!?なにすんねん!」
「…馬鹿面にムカついた」
「うっわーこのドS!」
「ドSで結構」
お前がいてくれてよかったよ
まあ絶対本人には言わねーけどな