不良お兄様とわたし+。短編集+。
出会いは運命的なもので
春が来て、新入社員が増えるこの時期
「社長、今日から新しい社長専属の秘書を紹介いたします」
社長専属の秘書?
いつ決ったそんなもの
「そんな事、1度も聞いてないぞ」
「社長にお話したら、絶対に断ると思っていましたから、社長には内緒で秘書試験を行いました」
そりゃそうだ
社長専属秘書は今までは妻がやっていた
俺の考えが解るかのように常に俺が指示する前に全ての準備が整っている
そんな妻の代わりなんて絶対無理に決まってる
「凄いお方ですよ♪…では入ってきて下さい」