ｽﾃｷなｷｬﾝﾊﾟｽﾗｲﾌ

｢あの～、手…離して欲しいな～なんて…｣


がんばって笑顔で話すけどあたしは引きつった笑いになってしまう。


｢ﾔﾀﾞ｣


は?


｢お前これでｵﾚに貸し2こだよ?｣


貸し?


貸しって朝の助けてもらった事?


自分の頭の中を整理する。


｢じゃあ今度ﾗﾝﾁおごるよ!｣


あたしは自分の中でのせいいっぱいの事を提案した。


｢ﾔﾀﾞ。言ったじゃん、ｷｽ1回でいーよって。2回助けたから2回だな｣


そう言うとｹｲｺﾞくんはあたしの手を舐めた。