ステキなキャンパスライフ
「コーヒー入れて」


「…は~い」


あたしはコーヒーを入れてケイゴくんの前に置く。


「今日は何か用事だったの?」


「ん~、お前と話したかった。二人っきりで」


ケイゴくんがあたしを見つめるからあたしは目をそらせない。

「あ、あたしあんまり時間ないからもう少ししたら帰るねっ」


あたしはコーヒーを飲み干す。


カップを置いた時に手を掴まれた。


「あさっての土曜あけとけよ。デートしよーぜ」


「デートっ?あたしとケイゴくんで?」


「嫌なのかよ」


「嫌じゃないっ!わかりましたっ!」


約束といいながらあたしの手にキスをした。
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