運命のヒト
給食の時間、小田に少しからかわれた。
水嶋が健二をからかって、二人で盛り上がっているところを見て少し嫉妬したりもした。
で、いつものように、水嶋の牛乳を飲んだ。
給食の時間が終わると、昼休み。
俺は、すぐに水嶋に声をかけた。
「早いけど、もう行くか?」
そう言って、水嶋の顔を覗き込んだ。
「そうだね」
そう言ってくれて安心した。
「じゃ、行くか!」
「うん!!」
俺達は、一緒に並んであの場所に向かった。
二人っきり・・・。
緊張してきた。
俺の心臓の音、今かなりでかいと思う。
水嶋に聞こえてるんじゃねぇかと思う。
そして、あの日のあの場所で・・・。
特に何も話しはせずに・・・。
この場所懐かしいなぁ~なんてことぐらい言い合ったけど・・・。
俺は、水嶋を真っ直ぐ見つめてこう言った。
「水嶋、ちょっと手ぇ出して」
いきなり、俺がそんなことを言ったから、案の定、水嶋は驚いている。
わけが分からないとでも言いたそうな顔で、右手を出してきた。
俺は、手が出されたことを確認すると、ポケットに手を入れ、指輪が入っている箱を取り出した。
この中には、大切な指輪が入っている。
俺が生まれて初めて買った指輪。
水嶋に着けてもらいたい。
そう言いかけるように、水嶋を見つめた。
水嶋が健二をからかって、二人で盛り上がっているところを見て少し嫉妬したりもした。
で、いつものように、水嶋の牛乳を飲んだ。
給食の時間が終わると、昼休み。
俺は、すぐに水嶋に声をかけた。
「早いけど、もう行くか?」
そう言って、水嶋の顔を覗き込んだ。
「そうだね」
そう言ってくれて安心した。
「じゃ、行くか!」
「うん!!」
俺達は、一緒に並んであの場所に向かった。
二人っきり・・・。
緊張してきた。
俺の心臓の音、今かなりでかいと思う。
水嶋に聞こえてるんじゃねぇかと思う。
そして、あの日のあの場所で・・・。
特に何も話しはせずに・・・。
この場所懐かしいなぁ~なんてことぐらい言い合ったけど・・・。
俺は、水嶋を真っ直ぐ見つめてこう言った。
「水嶋、ちょっと手ぇ出して」
いきなり、俺がそんなことを言ったから、案の定、水嶋は驚いている。
わけが分からないとでも言いたそうな顔で、右手を出してきた。
俺は、手が出されたことを確認すると、ポケットに手を入れ、指輪が入っている箱を取り出した。
この中には、大切な指輪が入っている。
俺が生まれて初めて買った指輪。
水嶋に着けてもらいたい。
そう言いかけるように、水嶋を見つめた。