DOLL・・・ ~秘密倶楽部~
チリリ~ン♪

「いらっしゃいませ~♪」


軽快な鈴の音と共に
元気なスタッフの声が響き渡る

昼まだ浅い店内には
さまざまな客層が集う


「お一人様ですか?」


店員に声をかけられ


「ぁ..
 待ち合わせです」


そう言い店内を見回すと
明らかに一人だけ
異色のオーラを放っている
男の人を見つける


 きっと
 あの人だ...


電話で聞いた
特徴も一致している

あたしの視線で
待ち合わせ人を悟った店員は


「お席へどうぞ
 
 只今、メニューを
 お持ちしますね」


そう言い丁寧に頭を下げ
その場を離れた
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