伝えたい
家に帰ると、美穂が俺を待っていた。

「お兄ちゃん遅い!分かったよ!」

うるさい

「ごめん、後にして」

「何よ、あんなに真剣に聞いてきたくせに。」

「…。」

「急性B型肝炎だって」

「誰が?」

「高橋先生だってば」

…。

俺は血液検査の意味が分かった。

しかもアイツ、すでに症状が出てんのか。

「へー」

俺は急いで部屋に閉じこもって

いろいろな事をネットで調べた。

そして、青山の症状がかなり悪化した状態だと言うことを知った。
< 53 / 69 >

この作品をシェア

pagetop