約束【短編】
みのるは、
ご飯を食べ終わったらしく、
また部屋に来てくれた。
私はまだ、食べ終わってない。
「なんだ?全然すすんでねぇじゃん」
「…………食べ………たく…………な………ぃ」
「駄目。折角回復してんだから、せめて半分食べろよ?
スプーン貸しな」
みのるは、私の手からスプーンを奪うと
じゃが芋の煮物をスプーンにとった。
「はい。あーん」
私の口の前にスプーンを、差し出す。
私は素直に口を開けて食べた。