揺れる心
簡単に言うと、私とお父さんは血のつながりが全くない。
けれど、それを知ったのは小学4年生の時で……。
お母さんと私を守ってくれようとして、私を育ててくれたお父さんは大好きだし、これからもずっと大切な家族だって思ってるし……。
けど、やっぱり…、自分を産んでくれたお母さんも、ずっとずっと大切な家族だし……。
半分しか血がつながっていない弟とも、いざ離ればなれになるとしたら、やっぱり悲しいし……。
我が儘かもしれない。
けど……、「どっちと一緒にいたい」かなんて、聞きたくないし、決めたくもない。
私は、またみんなで一緒に暮らせたらなって……。
そんな、夢みたいなことを願っている。