揺れる心

「どこにつけた?」

「えっ?私は携帯だよぉ」

そう言って携帯を見せた。

取って即つけたもんね。
それにしても、キラキラしててきれいだなぁ……♪

「あ、射的だ〜」

「えっ?どれどれ?」

睦輝が行く方に着いてくと……。
本当だ!
でも、これって玉買わなきゃいけないじゃん……。
私ならやらないなぁ…。
とか思っていると……。

「えっ?!やるのっ??」

「うん」

そう言って、普通に玉を買う自販機にお金を入れた睦輝。

マジですかー!!

まぁ私は横で見てたんだけど……。

「………なんか、難しそぅだね……」

すでに玉を使い切った睦輝は、なんか負けず嫌いらしく……。

「えっ……まだやっちゃう?!」

私ならやらないけど………やらないけど……。

「何であたらないんだよっ」

なかなか当たらない光景をずっと見てたら……なんだか………。

「ちょっと貸してみて!!」

やりたくなっちゃうじゃんかっ!

「下手くそっ!」

「ぅ、うるさい!何で当たんないのさーっ」

私まで負けず嫌いの性格が出ちゃったじゃんか……。


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