揺れる心
ブランコからおりると、あまりにも沢山咲いてる桜が欲しくなり、背伸びをして桜をとろうとする。
もう少しっ……。
あと少しで届きそうなのに、桜は落ちてはきてくれない。
その様子を見ていた睦輝が、ブランコから降りてきて桜を取ってくれた。
「ぁ、ありがとうっ」
やっぱり、背が高いといいよなぁ……。
なんて。
「そろそろ行くかぁ」
「そうだね」
私達は公園を出て、駅に向かった。
―――その後、遅い昼食を食べ、まだ時間があったから名古屋に行った。
そこでは、睦輝が私に飴をくれたんだ。
手は………繋がないままだったけどね?