深い夜に
朝になれば
いつの間にか 作り出した
独りの少女の話
彼女は愛に飢え
打ち萎れ 涙を流す
まるで 兎みたいに
腫れ上がった目で
その冷たい眼で
僕の事見つめるから
僕は怖くて反らしてしまった
怖かった、
彼女の不安を受け入れる事を
僕は恐れてたんだ
ほら 朝になれば また彼女は笑う
その笑顔は偽りなのか
夜になれば また泣き出す
それならば、いっそこのまま
ずっと 朝であれば良い