深い夜に
ブラックコーヒーに乾杯


急に酸素のない宇宙に
放り出されたい気分


3秒もしないうちに
あたしは腐った心と共に
逝くの



必然的に酸素を求める身体に
嫌気がさす


求めては駄目なのに
吐息すら熱をもつ



ブラックコーヒーに
糖分を求めてしまう
そんなのと一緒、なんて



そんな軽いものと
一緒にしないで



あたしの気持ちは
そんな軽いもんじゃない


ブラックコーヒー飲んで
眉間に皺寄せて仕方無しに
砂糖を求めたあたしを
彼は馬鹿にした



ブラックコーヒーに乾杯


まるで
ブラックホールのような
ブラックコーヒーに
吸い込まれて
逝ってしまいたいよ


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