風使いアシュレイ

見合い

そんな…ある日
「じぃ!!なんだこれは!!」
「シーザー様!!見合いでございますよ…若は…もういい年です…」
「まだ16だぞ!!」
「子孫を残し繁栄させる…歴史で習われたでしょう??途絶えさせるおつもりですか???」
「ぐっ!!」
いつもと違う綺麗な衣装…履き慣れぬ靴…
シーザーには気持ち悪くてしかたがなかった…

「リーズ様がいらっしゃっいました…」
クロウがやって来た…
「変わってくれ!!女は苦手だ!!!」
「シーザー様…彼女は私の幼なじみです…彼女の事は…あなたより…よく知っております…彼女なら…あなたを影で支えてくれる…そう…確信しております…」
クロウはいつにも増して真面目な目でシーザーを見つめた…
「わかった…お前に恥を欠かせたくないからな…顔をみるだけだ…」


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