風使いアシュレイ
「あなたがシーザー様ですね…」
部屋に入った途端…黒髪で美しく…しかし…どこか謎めいていて無気味なカンジの娘が向こうから近づいてきた…
「クロウからあなたの事は…よくお聞きしてます」
「そうですか??」
(いったい何を話したんだ)
「戴冠式…以来…あまり表に出られないので…心配しておりました」
「……」
(本当に?そう??思ってるのか???)
「お会い出来て嬉しいです…」
彼女はシーザーの手を…胸元の近くまでもっていき握った…
(だから女は嫌いなんだ…)
「悪い…」
彼女の手を払いのけた…
その場から去ろうとした時…
「よろしいので??クロウは国を追い出されるんですよ???」
(なっ!!?)
「何の話しだ??」
「彼は私に手をあげたのです…この事を公表すれば…彼は…どうなるかしら??」
シーザーは驚いた!!
「そんな事する奴じゃあ…」
「あら??お聞きになられてないので???」
固まった…思考が一瞬停止した…
「話せ…」
ようやく出た言葉は覇気のないものだった…
「クスッ…彼と私が幼なじみなのは??ご存知ですね…彼は私が…あなたの縁談が決まった日……私を襲ったのです…………きっと私を愛していたのでしょう………………だけど…私は王であるあなたを愛していた…………………私は王でないものに興味はなかった………………だから…」
「なるほどな!!おまえは子供のころから………あいつを利用していた………つまり…王位継承者であったクロウを利用し…また…クロウが王位がなくなると同時に………あいつを利用して私に近づこうと……………」
「ご名答。頭の賢い方は好きですわ。それに比べ…あの男は馬鹿ね。クスックスッ。優しい言葉をかけると何でもしてくれるもの…まさか…本当にあなたに会えるとは思わなかったわ。」
「………」
しばらく考えた…答は一つ…
「去れ…」
「なっ!!」
「あいつは私が守る…私は王だ…お前の言葉は誰も信じない!!!」
「…さすが一筋縄ではいかないのね…切り札があるのよ…私のお腹の中に………あの人の子供が……………わかるわね???あなたと同じ銀色に輝く髪の子が生まれるのよ………フフフフッ。」
頭が真っ白になった…答がみつからなかった…
「わかった…」
苦渋の決断だった…
クロウを守るために…
部屋に入った途端…黒髪で美しく…しかし…どこか謎めいていて無気味なカンジの娘が向こうから近づいてきた…
「クロウからあなたの事は…よくお聞きしてます」
「そうですか??」
(いったい何を話したんだ)
「戴冠式…以来…あまり表に出られないので…心配しておりました」
「……」
(本当に?そう??思ってるのか???)
「お会い出来て嬉しいです…」
彼女はシーザーの手を…胸元の近くまでもっていき握った…
(だから女は嫌いなんだ…)
「悪い…」
彼女の手を払いのけた…
その場から去ろうとした時…
「よろしいので??クロウは国を追い出されるんですよ???」
(なっ!!?)
「何の話しだ??」
「彼は私に手をあげたのです…この事を公表すれば…彼は…どうなるかしら??」
シーザーは驚いた!!
「そんな事する奴じゃあ…」
「あら??お聞きになられてないので???」
固まった…思考が一瞬停止した…
「話せ…」
ようやく出た言葉は覇気のないものだった…
「クスッ…彼と私が幼なじみなのは??ご存知ですね…彼は私が…あなたの縁談が決まった日……私を襲ったのです…………きっと私を愛していたのでしょう………………だけど…私は王であるあなたを愛していた…………………私は王でないものに興味はなかった………………だから…」
「なるほどな!!おまえは子供のころから………あいつを利用していた………つまり…王位継承者であったクロウを利用し…また…クロウが王位がなくなると同時に………あいつを利用して私に近づこうと……………」
「ご名答。頭の賢い方は好きですわ。それに比べ…あの男は馬鹿ね。クスックスッ。優しい言葉をかけると何でもしてくれるもの…まさか…本当にあなたに会えるとは思わなかったわ。」
「………」
しばらく考えた…答は一つ…
「去れ…」
「なっ!!」
「あいつは私が守る…私は王だ…お前の言葉は誰も信じない!!!」
「…さすが一筋縄ではいかないのね…切り札があるのよ…私のお腹の中に………あの人の子供が……………わかるわね???あなたと同じ銀色に輝く髪の子が生まれるのよ………フフフフッ。」
頭が真っ白になった…答がみつからなかった…
「わかった…」
苦渋の決断だった…
クロウを守るために…