風使いアシュレイ
「はぁ…はぁ…」
マスクウェルは走っていた…
風を駆使して…
「くそっ!!」
涙が…あふれて止まらなかった…
「早く…早く…」
(間に合わなきゃ…意味ないんだよ…)
脚は魔力に耐え切れず…悲鳴をあげていた…
「ぐっ…」
(止まるわけにはいかないんだよ…なんで………!?…………あっちから………シーザー様の………………血の臭いがするんだよ…………)
向かうのは……シーザーが消えた森の先だった…
しかし無情にも……血の臭いが…どんどん…こくなり………少年の目には絶望がうつりこんだ……………


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