風使いアシュレイ
風の国2(滅亡)
年月はたち…風の国には春が訪れていた…
「クリス様!!クリスさま〜!!」
城に召し使いの声が…こだまする
「どうかしたのか??」
そこに一人の青年がたっていた…
長い銀色に輝く髪…青く美しい瞳…凛とした顔立ち…
「マスクウェル様…それが…」
「………そうか…また…あそこにいるのかもしれんな…」
あの赤い満月の日以来…
彼は…
彼女の為に生きていた…
「クリス様!!」
マスクウェルは見上げた…
城の庭にある大きな木…
彼の視線は…
木の枝に座る小さな女の子に送られていた…
「マス〜!!」
「勉強のお時間ですよ!!」
「う♪♪」
返事をすると彼女は風の力を使い彼のもとに飛び降りようとする…しかし…まだ…子供…上手くは使いこなせない…
「!!…危ない!!」
どんっ!!
大きな音がひびく…
「あぅ〜…」
「大丈夫ですか??」
彼女をかばい下敷きになるマスクウェル…
「だい〜??」
心配そうに見る女の子…
「大丈夫ですよ!!クリス様がご無事でよかった…」
ニコっと笑って見せると…彼女も笑う…
かつてのエルフの女王のように…
そう彼女は…あの日…花から生まれ落ちた子供である…
銀髪で森のように柔らかな緑色の目をもつ少女は石畳にさく雑草のように逞しく…元気に生きていた…
「クリス様!!クリスさま〜!!」
城に召し使いの声が…こだまする
「どうかしたのか??」
そこに一人の青年がたっていた…
長い銀色に輝く髪…青く美しい瞳…凛とした顔立ち…
「マスクウェル様…それが…」
「………そうか…また…あそこにいるのかもしれんな…」
あの赤い満月の日以来…
彼は…
彼女の為に生きていた…
「クリス様!!」
マスクウェルは見上げた…
城の庭にある大きな木…
彼の視線は…
木の枝に座る小さな女の子に送られていた…
「マス〜!!」
「勉強のお時間ですよ!!」
「う♪♪」
返事をすると彼女は風の力を使い彼のもとに飛び降りようとする…しかし…まだ…子供…上手くは使いこなせない…
「!!…危ない!!」
どんっ!!
大きな音がひびく…
「あぅ〜…」
「大丈夫ですか??」
彼女をかばい下敷きになるマスクウェル…
「だい〜??」
心配そうに見る女の子…
「大丈夫ですよ!!クリス様がご無事でよかった…」
ニコっと笑って見せると…彼女も笑う…
かつてのエルフの女王のように…
そう彼女は…あの日…花から生まれ落ちた子供である…
銀髪で森のように柔らかな緑色の目をもつ少女は石畳にさく雑草のように逞しく…元気に生きていた…