短編置き場・2
二日後、犬の診療所に、村の数少ない学生の一人、鬼小島サユリがやってきた。
ロミオはサユリを診療室の椅子に座らせると、
「私は犬ゆえ、お座りにて失礼します」
と、丸椅子の上にお座りした。
「犬先生。テニスをしていたら、足をくじいてしまったのです。ノリコが悪魔のようなスマッシュを打ってきたので、命を削ってでも返そうとしたら、このザマです」
「ハハハ。ボール遊びは、麻薬だからなぁ!」
ロミオは陽気に笑いながら、サユリの足を診た。
「うむ、この程度なら切断するほどでもないだろう。私の肉球マッサージを受けて、お薬の日本酒を飲んでおけば、2、3日でよくなるよ」
ロミオはサユリを診療室の椅子に座らせると、
「私は犬ゆえ、お座りにて失礼します」
と、丸椅子の上にお座りした。
「犬先生。テニスをしていたら、足をくじいてしまったのです。ノリコが悪魔のようなスマッシュを打ってきたので、命を削ってでも返そうとしたら、このザマです」
「ハハハ。ボール遊びは、麻薬だからなぁ!」
ロミオは陽気に笑いながら、サユリの足を診た。
「うむ、この程度なら切断するほどでもないだろう。私の肉球マッサージを受けて、お薬の日本酒を飲んでおけば、2、3日でよくなるよ」