障害を抱えながら
成華サンはやっぱりって

顔をして

女と慧優を引き離した




女は成華サンに連れられて

リビングに





あたしは慧優と

寝室に残された



「…………………」


「…………………」



沈黙の中

先に口を開いたのは

慧優だった




慧優
「怒ってるよな?」


「怒っては…ないよ。ただ悲しかったし、悔しい。」


あたしは泣きそうに

なりながら

慧優と話をした



「あたしは今後どうしたらいい?慧優と別れたらいいの?毎日不安を抱えて付き合っていけばいいの?」

慧優
「…ごめん。」


「あたしがHを拒むから浮気するん?バイトで帰りが遅いから?」

慧優
「俺にもわからん」


「なんで?自分のしたことやろ?」

慧優
「ごめん。」


「――…」



あたしはおさえていた

涙が溢れてきて

止まらなくなった
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