life〜新しい生活〜
第弐章〜蒼海〜
千咲「それより、聞いた?」
俺の右隣で急に問いかけてくる千咲。
ちなみに左隣には秋穂がいる。
誠「いや、聞いてない。」
千咲「ちょっとぉ!?即答は酷いんじゃない!?」
誠「何を言っている?必然な対処だ。」
秋穂「あはは…」
秋穂は苦笑いしている。
千咲はプクゥ…と頬を膨らませている。
いつもこんな毎日だ…。
千咲「もうっ!空気読んでよねっ!?」
誠「無理なご相談だな。」
千咲「うぅ…っ!」
秋穂「ま、まあまあ…それよりも、何がですか?」
秋穂、お前優しいな…?
俺ならずっとシカトしてたかもな…。
千咲「うるうる…(泣)ありがとう、秋穂ちゃん!私の話を聞いてくれるんだねぇ〜?どっかの誰かさんとは大違いの優しさね?」
誠「確かに千咲と秋穂を比べたら、月とスッポン…美女と野獣だよな。」
千咲「あぅぅ〜っ(泣)。」
秋穂「ま、まあまあ…まぁ君も意地悪ばっかりしてないで、千咲さんの話も聞きましょう?」
仕方ない…ここは秋穂の優しさに免じて聞いてやるとしよう…。