ツンツンデレ彼女



昼休み。



俺は一人虚しく屋上にきていた。



くそ…あの芋女のせいで一気にテンションが下がりやがるわ。



授業中、ずっと俺を睨んでいた森田の顔が頭から離れない。



視界に入れるなって言うんだったらてめぇも見るんじゃねーっての。



あー苛々する。



ガシャン!



苛々を発散するためフェンスをおもいっきり殴る。



けど思いのほか痛かった………。



「セクハラの次は器物破損ですか、先生。あなたって人は本当に一つ一つ罪を数えると人生のうち何万回も刑務所に行かなければなりませんね」



この嫌味は………。



「出た、芋女」



「…………今から校長に掛け合ってもいいんですよ?」



「すいませんでしたぁぁぁぁ」



くそ、やっぱり奴には勝てない。恐るべし、芋女。



お前こそ恐喝罪でしょっぴかれろ。



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