ツンツンデレ彼女
二章



あれから俺はまともに森田の顔を見れないでいる。



だってドキドキなんやもん!



動悸、息切れ気味なの。



って乙女か!俺は!!



「先生」



こ、この声はっ!!!



「も、森田っ……」



「何そんなに驚いてるんですか。私の方があなたの馬鹿顔に常に驚かされてますけどね。てか顔真っ赤じゃないですか。虐げられて顔赤らめるとかドMですか。気持ち悪っ。変態の上にドMなんて………救いようがない変質者ですね」



はい、僕ドMです。



…………なわけあるかぁぁぁぁぁぁ!!!



何で顔赤らめてるんや!俺はっ!!



「はい、これ冷えピタです。風邪じゃないんですか。微妙に鼻声だし。それじゃ失礼いたします」



早口で言うと冷えピタを押し付けて教室にそそくさと入る森田。



あいつなりの照れ隠しなんやろうな。



てか可愛いことしてくれて………。



熱更に上がります。



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