ツンツンデレ彼女
「それだけは勘弁してくれぇぇぇ!!!明日の生活もままならんくらい金ないんや!!明日から路頭に迷ってまう!!お願いしますぅぅ!!何でもするからぁぁぁぁぁ!!!」
女に縋り付く俺。正直情けない………。だけど仕方ない。路頭に迷うよりマシだ。
「……して下さい」
「えっ………?」
「離して下さいっ!!!」
「はいぃぃ!!」
パッと彼女から離れる。
「何でもするのなら…………今後一切私に近づかないで下さい。そして授業であっても視界に入れないで下さい。それを守るなら校長に掛け合わないです」
振り向きもせずそう言い放つ女。
こいつどんだけ俺のこと嫌いやねん。
正直軽くへこむけど仕方なく了承した。
「わかった」
「わかればいいんです」
そしてこっちを振り向く女。
えっ?