ツンツンデレ彼女

照れ屋




「中桐君、3年D組を任せたよ」



そう言ってポンポンと俺の肩を叩くハゲ…間違った、校長。



「はい、頑張ります」



「あ、3年D組はわしの娘の森田 泰子がクラス委員長をしているからわからないことがあったら聞くといい。わしに似てしっかりしているし頼りになるからなぁ……泰子は。すごく可愛い顔をしてるから悪い虫がつきやすくてな………。あ、くれぐれも手を出さないでくれよ、中桐君」



親バカか、このハゲ。お前の娘が可愛いわけないやろーに、ハゲが。



可愛いいうたらな……………。



不意にあの女の顔がちらつく。



なっ………!!ないない…。あんな芋臭い毒舌女の何がいいんや。



案外あいつが校長の娘やったりして………。



アハハ、有り得るわ。



まぁまさかないやろーけどな。



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