ツンツンデレ彼女
「初めまして。森田 泰子です」
まさか有り得ました。
この女が校長の娘やったとは………っ!!
最悪やん!!さっきあのハゲのDNAを受け継いだこいつに抱き着いてもたで、俺!!
しかし、何事もなかったように装う森田。
まるで初対面の如く。だが一向に俺と目を合わせようとはしない。
それはそれでムカつくやないか。
「視界入れないって約束ですよね………?」
ボソッと呟く森田。
本間可愛くない奴やな!
「わかってるわ。こっちもお前みたいな女誰が視界に入れるか」
「よっぽど明日から路頭に迷いたいんですね、先生」
「すいませんでしたぁぁぁ」
くそ………っ。この女………親の七光り利用しやがって……っ。
しかもうっすらと笑ってるし何て女や!
さっきときめいたんは何かの間違いやな、絶対。