黒板とノートと三角定規
「…で?リンカ…何処がイケメンなの?」

「嫌だぁ〜美香!
冗談ばっかり!」


リンカに、泣き落としされて放課後…

待ち合わせ場所の

カラオケボックスへ行ってみると


リンカがイケメンと騒いでる亮って男と、ニキビでクレーターの様になってる男がそこに待ち合わせていた。



「ねぇ?美香ちゃんだったけ?歌わないの?」

クレーター男の名前…さっき、聞いたんだけど

こいつ…誰だったけ?

興味ないから、覚える気もなかった。


「ねぇ?彼氏いないの?」

耳に纏わり付くような声と同時に、馴れ馴れしく肩に手がかかる。




気持ち悪い…



「ちょっと?キモイんだけどさ。手を退けてくれない?」


「またまたぁ。あっちだってこれから、楽しむみたいだから。
俺らもやろうっか?」


その言葉に、直ぐさま視線をリンカに移すと、楽しむと言うより、無理矢理な様子でまさに、押し倒したばかり。


「やっぱ…あんた。
うざいよ」


テーブルの上の灰皿で、思いっきり頭を殴りつけた。



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