【短編】弁当男子とバレンタイン
何やら巧君と酒井君が話してるけど、遠くてよく聞こえない。


どんな話してるの〜?


「あっ。」


チケット渡した。


チケットのぞき込んで喋ってる…。


「あ…。」


巧君が後ろ手でOKサインを作って見せた。



「ほぅ…あやめ、明日が楽しみね。」


え〜!?

いつの間にかデートする事になってる!?


巧君が酒井君の肩を叩き、笑顔で帰ってきた。

「とりあえず、笠原の事は言わずにチケット渡してきた。」
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