【短編】弁当男子とバレンタイン
「大丈夫?」


「うん、何とか…。」


しばらくすると、チョコとかケーキとかドリンクが運ばれてきた。



そういえば、笠原とゆっくり話すのは初めてだな。


「酒井君って、お弁当自分で作ってるの?」

「そうだよ。」

「お料理、上手なんだね。」

「俺、一人暮らしだしさ。たいていのもんは作るよ。」

「得意料理は?」

「クラムチャウダーかな?笠原は?」

「え?…す…酢レンコンとか…。」


渋っ!!!

やっぱおもしれーわ、こいつ!!

「このあと、キッチングッズの方行っていいかな?」

「あ、うん。もちろん。」
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