オリジナル・レイズ
・・・私、この人に会ってみたい。
綺麗な瞳を近くで見てみたい。
――次第にそう思うようになった。
わかってる。
無理に決まってること。
そもそも間違っているんだ。
私が星なんかに生まれてしまったばっかりに――
≪自らの誕生に後悔している可哀想な星よ…≫
・・・・・
また あなたなの?
≪お前の願いを叶えてやろう…≫
誰の声かわからない
気配も感じない
わからない
わからないけど
なんだか
懐かしい声がきこえる…