オリジナル・レイズ
もしかして
神様なのかな…?
≪星としての本体はこのまま残し、お前の精神を人間の姿に変えてあの星へ送ってやろう≫
≪ただし人間でいられるのは、お前が強い恒星の光を浴びない時間帯だけだ≫
≪そして、残った本体は従来の何億倍もの速度で滅んでいくがよいか?≫
・・・・・
いいよ
本当は
私とっくに滅んでしまいたかったの
寂しく漂うだけの意味のない日々を終わらせたかったの
≪星が死ねばお前の精神も死ぬがよいな?≫
・・・・・
――…はい
≪ではお前に力を送ろう≫
私は瞳を閉じた。
≪この力はraysという…≫
「…レイ…ズ…?」