オリジナル・レイズ

読み終わったとたんに顔が熱くなり、照れくさい気持ちでいっぱいになった。

嬉しさと恥ずかしさが入り混じった気持ち。


好きな人に好きと言われたら、嬉しすぎて泣いてしまうものなんだと思ってた。


…でも、全くんのラブレター…


なんか、私恥ずかしくて笑うしかできないよ。

ストレートすぎて。

ちゃっかり学年とかクラスまで入ってるし。



「…バカー…」



照れすぎちゃって、笑っちゃう。

全くん、きっとこういう文章初めて書いたんだね。

全然慣れてない感じ。

読んでるこっちが恥ずかしい。



…でも、

嬉しい。

まっすぐな全くんの気持ちだからだね。



きっと今、
私は世界で一番幸せな女の子だよ。



ありがと。



私の周りには、辛くて苦しくて頑張っている人たちがたくさんいるのに…

私だけ、
こんなに幸せでいいのかな?


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