バレンタイン


「言えへん。」

『え~!!』
「つまらん。」

すると先生が
「無理に聞き出さんとこ!!」
先生…ありがと~!!
先生が天使に見えます。

「その代わり裕香には雑用を手伝ってもらうぞ。」

(私たちの学校は先生が生徒のことを名前で呼ぶ。)


助かった。

「は~い!!」



私が席に戻ると瑠梨達と祥達が
「なんで言わないの??」
って聞いてくる。

「言える分けないじゃん!!」
私は顔を真っ赤にして言った。

「バレンタイン……」
祥がいきなり言った。

すると瑠梨がニヤニヤ笑いだした。

まさか!!




< 6 / 25 >

この作品をシェア

pagetop