バレンタイン
「言えへん。」
『え~!!』
「つまらん。」
すると先生が
「無理に聞き出さんとこ!!」
先生…ありがと~!!
先生が天使に見えます。
「その代わり裕香には雑用を手伝ってもらうぞ。」
(私たちの学校は先生が生徒のことを名前で呼ぶ。)
助かった。
「は~い!!」
私が席に戻ると瑠梨達と祥達が
「なんで言わないの??」
って聞いてくる。
「言える分けないじゃん!!」
私は顔を真っ赤にして言った。
「バレンタイン……」
祥がいきなり言った。
すると瑠梨がニヤニヤ笑いだした。
まさか!!