Automatic Dream
目覚めは最悪だった。
瞼が重くて頭が重くて。
あれ?
何で寝てんの、俺?
夢オチ……?
あー馬鹿らしい……夢かよ。
ひどい夢だな、おい。
てか最近よく夢をみる様になったな。
漬物石でも乗っかった様な瞼を渾身の力でこじ開ける。
知らない天井。
四方をカーテンで囲まれている。
ここはどこだ。
いや、俺はこの天井を知っている。
授業をサボろうと調子が悪いと偽って同じ様にベッドに横になったとき。
ここは保健室か。
何故保健室に?
「…………!」
そうだ、皆が……トシやかえでが俺の事を……。
夢じゃ……ないのか……。
ないよな……。
状況を鑑みるとあのまま意識を失った俺は、誰か親切な奴の手によってここまで運ばれた様だ。
しかし転校生だって?
どう言うこった。
こうしちゃおれんな。
学籍簿の確認に向かおう。
2年と半年に渡る俺の登校の歴史が刻まれているはずだ。
たとえ皆の記憶がおかしくなっても、そこに証拠があれば思い出さざるを得ないだろ。
急いでここを出ねば。
しかし保険医のじいさんに見つかると厄介だ。
かなりの偏屈で有名だからな
カーテンを少し開き様子を伺う。
幸いにしてじいさんおらず。
早いとこ出よう。
いつ帰って来るかも分からん。
クランケがベッドを抜け出したとあればお小言の一つや二つじゃ済まないだろう。
小一時間の説教の後、ベッドに縛り付けたりぐらいは平気でしそうな気配だ。
気配だけだが。
瞼が重くて頭が重くて。
あれ?
何で寝てんの、俺?
夢オチ……?
あー馬鹿らしい……夢かよ。
ひどい夢だな、おい。
てか最近よく夢をみる様になったな。
漬物石でも乗っかった様な瞼を渾身の力でこじ開ける。
知らない天井。
四方をカーテンで囲まれている。
ここはどこだ。
いや、俺はこの天井を知っている。
授業をサボろうと調子が悪いと偽って同じ様にベッドに横になったとき。
ここは保健室か。
何故保健室に?
「…………!」
そうだ、皆が……トシやかえでが俺の事を……。
夢じゃ……ないのか……。
ないよな……。
状況を鑑みるとあのまま意識を失った俺は、誰か親切な奴の手によってここまで運ばれた様だ。
しかし転校生だって?
どう言うこった。
こうしちゃおれんな。
学籍簿の確認に向かおう。
2年と半年に渡る俺の登校の歴史が刻まれているはずだ。
たとえ皆の記憶がおかしくなっても、そこに証拠があれば思い出さざるを得ないだろ。
急いでここを出ねば。
しかし保険医のじいさんに見つかると厄介だ。
かなりの偏屈で有名だからな
カーテンを少し開き様子を伺う。
幸いにしてじいさんおらず。
早いとこ出よう。
いつ帰って来るかも分からん。
クランケがベッドを抜け出したとあればお小言の一つや二つじゃ済まないだろう。
小一時間の説教の後、ベッドに縛り付けたりぐらいは平気でしそうな気配だ。
気配だけだが。