1番の笑顔を
それから悠里はまた泣きだす。

「私ね…ヒック…
本当に、本当に、

涼が大好きだったよぉぉぉ―――!!!
離れるのが寂しい位だよぉ…ぐすん…」

「馬鹿。私もだよ。
だけどお互い違う道歩まなければいけないじゃん。」

そう、私はお母さんの母校。

悠里は……

海外に行って…。

夢を追わなきゃいけないもんね…。

「写し…「居た居た!!涼芽ー。悠里ー。
写真撮ろうよ!!」

「じゃぁ、涼、行こっかー♪」

色んな思いがつまったこの中学校。
悠里と出会い仲良くなった中学校。
今日でお別れだ。

悠里、今までありがとう。

少しだけど大好きになってたよ。
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