1番の笑顔を
はぁ…。
人ゴミは嫌いだ。

押しつぶされるのが目に見えてるじゃん。

お母さんは、泣きながら帰っただろうし、
人が少なくなってから取ろうかな…。

「はい。紙だよ!
私、1番近かったからいっぱい取ったんだ!
…と言っても5枚だけだけど!!」

「…え。あ、ありがとう。」

「私、高瀬絢乃だよ―――!!
よろしくねー♪」

絢乃は笑顔だった。

「私は「春山涼芽ちゃんでしょ??」

絢乃は私の言葉を遮りながら発した。

「え?何で知ってるの?」
「涼ちゃんは頭が良くて美人で有名なの~♪」
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